南台町内会で防災訓練が行われました

2022/10/16

2022年10月15日(土)大曽根第三公園にて、南台町内会主催の初期消火器具(スタンドパイプ)の取り扱い方法を学ぶ『防災訓練』が行われました
2021年10月27日に南台町内会の防災倉庫に「スタンドパイプ」が設置されたことを受けて、町会としては初めての防災訓練で約30名が参加しました。
港北消防署綱島出張所 伊藤所長、港北消防団第四分団 吉田部長、さらに3名消防団員の方が指導に参加してくださいました。


消防団の皆さん

南台町内会 杉浦会長からは「この地区は東横線のガードがあり、大型の消防車の到着が遅れることが考えられるので、住民が自らで初期消火活動できるよう訓練は重要なので、毎年1回はこのような機会を作っていきたいと思います。また、防災倉庫には初期消火器具の他に発電機や水などが入っています」等々のあいさつがありました。
さらに「わからないことは恐怖につながるので、いざという時に訓練で体験したことを思い出せば、慌て、あせりを少しでも軽減することができます。大曽根の町のスローガン『安全・安心なまち』につながると思います」との話がありました。

伊藤所長からは、「震災など大規模な災害の場合、消防車が来られないことは十分考えられるので、いかに地域で火災を最小限に食い止められるかが重要となります」とのあいさつがありました。


南台町内会の防災倉庫は、大倉山公園管理事務所近くの花壇に設置されており、向かい側には大曽根第三公園があります。

訓練は防災倉庫からスタンドパイプを搬出することから始まりました。



倉庫から大曽根第三公園までは、距離は短いですが坂道を上る道のりです。南台町内会は町内に坂道が多いのですが、体験者からは舗装道路ならばタイヤがついているので坂道でも移動はさほど大変ではない、という感想が聞かれました。


キット内に収められている器具の説明を受けて、消火栓を開け、器具を接続する手順の体験をしました。









ホースは20mのものが5本あり、最大100mまで延長することが可能です。本日はホースを3本繋げて放水の訓練を行いました。
初期消火はまずは消火器、それでも消化できない場合初期消火器具(スタンドパイプ)を使用します。








放水体験の後は撤収体験も行いました。
「放水止め」を伝達し、消火栓の水栓を止水し、ホース、スタンドパイプを外し、ホースの巻き方も体験しました。

今回の訓練は初期消火器具の取り扱いを順を追って体験することで、いざという時に住民の力で器具を使うための訓練としてとても有意義な訓練となったと感じました。

最後に消防団から、「消防団員を募集していますので、自薦他薦で是非ご応募お待ちしています」とお願いがありました。

消防団員募集について詳しくはこちらもご覧ください(横浜市HP)


※5町会合同防災訓練の様子もご覧ください(2022年10月25日追記)